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2013/12/09

2013 12/8  第19回アシスト寄席

早いもので第19回となりました。

定刻よりもすこし早めに到着。席はいつもの下手側。


桂三語「狸さい」
はじめてお目にかかる初々しい噺家さん。 2009年ご入門とのこと。
とても元気でフレッシュな声!さすがに元体育会系噺家さんです。
こんな元気な狸賽も久しぶり!将来が楽しみです。


桂枝女太「荒大名の茶の湯」 

先月たまたはNHK【日本の話芸】で落語家さんによるこのネタを聞いたばかり。
その時の感想は「そうかぁ。。講談ネタを落語家さんもされるんだなぁ」と感心。
講談と落語・・似ているスタイルだけど異なる話芸だけにこれだけ違うのかと納得。


旭堂南左衛門「「大石順教尼物語~カナリアの教えに導かれて~」
本邦初演の時からずっと聞かせていただいているこのお話。
1回目は関係者だけ。2回目は講談Funの前。そして今回は講談が初めてのお客様で、しかも落語も楽しみにこられているお客様の前だけに反応がすごく楽しみでした。
途中、観客席を見渡すと、皆が 南左衛門の一挙手を食い入るように見つめておられ
その眼差しは涙さえ浮かべておられる方もおられました。
はやくこのお話の続きの完成が待ち遠しいものです。

笑福亭仁嬌「天王寺詣り」
私の思い入れのあるお話の一つです。
中でも見どころは四天王寺の境内の雰囲気や彼岸の境内の賑やかお店の描写をどうされるです。特にお話の中のお店は現代にはまったく存在しないお店ばかりなところをどう説明されるか。。本当に演者さんによって違いを楽しむことができるお話です。クロの戒名もスッと流された感じでしたがそれでも大ネタ!楽しませていただきました。

さて、会が終わり3人の楽しいお話の時に気になったのが【釈ネタ】。いろんなお話が講談から落語に転じているそうで、私の大好きなお話の【木津の勘助】や【鼓ケ滝】【竹の水仙】は噺家さんが演じられていたのを聞いた覚えがあります。
同じネタでも講談と落語しかり、演者さんが違うと本当に解釈が違ってまた楽しむことができます。