yahoo2

2012/11/18

2012 11/18 秋桜講釈会




コスモスシアターホームページより引用。
******************************************
江戸時代から明治にかけて全盛を誇った講談(講釈)。
時代を反映した最もタイムリーな出来事を、威勢のいい張り扇の音と共に、
独特の調子で読み上げる、講釈師達の話芸は人々の心を鷲掴みにしていました。
しかし、時代のうつろいと共にいつのまにか講談を聞く為の場「釈場」が姿を消し、
今では定席の釈場は皆無に等しいまでに・・・。
コスモスシアターでは、この後生に伝え続けなければならない伝統の灯火を消さないよう、
「釈場」の復権を目指し、活動は今年で3年目になります。
http://www.cosmostheater.or.jp/stage/shakuba/
******************************************

前説ということで南青さん、南舟さんのお二人が登場!
出前釈場をきっかけとして来られたは残念ながらゼロ。。
ラジオ岸和田がきっかけの方はおひとりとの事。
南舟さんより巧みに言葉を引き出そうとする南青さん!
やっぱ見事です^^

旭堂 南斗 山内一豊とその妻千代
だいぶこなれた感がある南斗さんの講談。
もっともっと面白く!感動的に!スリリングになるように頑張ってくださいね。

旭堂 南青 太閤記・木村の麻風呂敷
講談のお話を書いてしまうとネタバレになるのでぼかして書いてみます。
加藤清正の家来で木村又蔵のお話。病の母を救うためにはお金が必要・・どうやってお金を
手に入れるか・・・加藤清正との出会い・・姉川の戦いに行こうとするがお金がない!
武具一式は手に入ったのか・・・・姉川の戦いに行けたのか・・。
なんとテンポのよいお話なのか!私のお気に入りのお話です。

旭堂 南舟 難波戦記・真田大助の初陣
大助が幸村につかえる猛者を使ってどう戦うか。。。
16歳の若者と父との会話から500人でどうやって5500人と戦うかが見もののお話。


旭堂 南左衛門 赤穂義士外伝・天野屋利兵衛
講談ってやっぱすごい!
目の前で天野屋利兵衛を取り調べる松井河内守の姿が浮かんで見えました。
職務上で辛く当たらねばならない大名の心と、人間味溢れる人柄を見事に描きだされていました。
また、大石内蔵助より見込まれて依頼された義侠心の強い利兵衛さんの苦しい心境も
絡まりあってゆくのが表現されていました。
責められている子供を目前にしてのあの絞り出すような言葉
「天野屋…利兵衛は…男でござる」
 もう涙が止まりませんでした。
あたかも、私の目前で繰り広げられているように映像が感じられました。
やっぱ言葉(ゼリフ)の持つ力と表情、イントネーションそして間・・・。やっぱ旭堂 南左衛門 さんってすごいです!

終演後に、PA席へ行き、今日のような名演はDVDやCDなどの音源にしたら?と問いかけましたが残念ながら著作権の関係でダメとのこと。
それならばユーストリームでも。。。本当にもったいないかぎりです。