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2011/02/05

2011 2/5 第5回 ゆうゆう亭 講談を聞く会

結崎駅からすぐちかくにあるゆうゆう会館。はじめて参加させていただきました。
昨年2月に第1回が開催されたとのことなのでちょうど丸1年が経過。
地元に密着した講談の会のようで、来られていたお客様はけっこうご年配の方が多いようです。
私的には多少遠方であっても駐車場があったら全然OK♪
早い目に到着したおかげで色々と付近を散策できるので楽しかったです。




旭堂南舟 木津勘助

木津の勘助さん繋がりを探す為に数年前に大阪のいろんな場所を調べ歩いた記憶があります。
大国町駅前の大国主神社に大きな勘助さんの像があるのをはじめ、お墓、この元のお話にでてくる鉄眼寺さん、勘助島、そして某神社の勘助さんの碑や米騒動や飢饉について興味をもったときがありました。大阪人が忘れてはならない偉人なんですけど残念ながら知名度が低くて残念なんです。

たしか第1回のアシスト寄席の際にも南舟さんが取り上げられたと記憶しています。それから1年以上が経ち、今回再び南舟さんで拝聴させていただきました。
まちがいなく、南舟さん!上手になっておられます^^いわゆるつかみのマクラはさておき、本題に入った際の所作や視線がうーんと自然になっておられて、私もスッと世界に入ることが出来ました。


黄昏亭さくら 水戸黄門漫遊記・牛盗人

水戸黄門が諸国を漫遊され、奈良に来られた際のお話。
大和国郡山藩の初代藩主の柳沢吉里の家来の寺坂さぶんじ(まちがってるかも・・)が開いたお裁きをご老公さんが傍聴するお話。
てっきり、父の罪を娘が訴え出て、奉行所から娘が褒美をもらい、その褒美で祖父の法要をおこなうのかな?とおもいきや・・この娘の健気なこと。もうちょっとで涙が出るところでした。
さてこの<黄昏亭さくら>さん、前回の泰聖寺の講談会で体調不良で欠席された方とのこと。実際のお仕事は歌手で、川本佐江子さんというお名前でCDも出されているご様子。
やっぱ人前で話すことに慣れてらっしゃる感があるはず。声も上下も、視線もちゃんと出来上がっているのでさすが。


笑福亭仁嬌 池田の猪買い
このゆうゆう亭ではいつも講談だけのようで、どうもナマの落語には慣れておられない様子だったのか軽く小話を数発!また久々にきく故松鶴さんの九官鳥ネタでしっかりと掴んだところで本題に入られました。
某動画共有サイトで、笑福亭仁鶴氏の池田の猪買いが掲載されておりますがまさに師弟関係の仁嬌さんのお話を聞きながら、ふと仁鶴氏のエッセンスをいたるところで感じました。
すごく丁寧にきっちりと仕上げられた感がたっぷりです。
旭堂南左衛門  寛永三馬術より愛宕山梅花折り取り
先日の泰聖寺で拝聴したお話と同じでした。
落語であればいろんな音源があり自分の知識を増やすことができますが上方の講談っておもいっきり情報がすくなく、先日もナンバのジュンク堂の3階で色々と調べていましたがあまりの情報の少なさに愕然としたことがあります。
なので同じ話を2回聞くとさらによく理解でき、旭堂南左衛門さんの芸の深さを感じました。
次回、ゆうゆう講談会もぜひ参加したいとおもいますが1つだけ難点が。。
会場のお席は長椅子で背もたれが無いのでどうしても壁側に座ってしまうか・・もしくはどっと疲れてしまう(^_^;)それでもこのご時世、これだけの施設のあることがありがたいのでしょう。ぜひ次回もよろしくお願いします。