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2009/12/12

◇2009/12/12  しのぶ庵寄席

しのぶ庵寄席の日はなぜか雨に見舞われる事が多いですね。

それでも12月とはいえ冷え込みの少ない宵なのでまだ助かりです。





桂福丸 月並丁稚
レギュラーの福丸さん。ご自身のBLIGにも書かれていましたが(しかも写真入りww)
小学校の五十音を覚える表のお話をつかみに、芸人がよく言う「舞台の上で死にたい」は、非常に迷惑であれやこれやと思いを巡らせ洒落に持ってゆく。また同じ流れで事業仕訳ネタや一事が万事などを洒落ネタで上手く使う。わりとベタな流れでしたが会場の雰囲気が堅かったのかどうなんでしょう。

さて、今日の福丸さんのネタは「月並丁稚」。
このネタを聞くのは実は二回目。昨年の7月の田辺寄席で聞く機会がありました。
たしか福丸さんって2007年11月が初高座ということなのでこの時点でちょうど半年。
そして今日聞いたのが約2年目のはず。

いまでも当時の様子を覚えていますが、当時と比べるとえらいもので、定吉と佐平さんの掛け合いや、十一屋さんの旦那、関取など、登場人物がいきいきと語られていてスッと大阪商家の世界に入る事ができました。

桂 三弥  火焔太鼓

東京落語のネタだとおもっていましたが上方版があるんですね。
で、調べてみますと、あるサイトにはこのお話は大好きな文太さんが移植したと書かれていました。

さっそく古今亭志ん生さんの東京版を聞いてみました。


お話の流れや内容は大半おんなじでしたが、なんと表現したらいいのか…味がちがう…というのか、言葉のテンポや東京弁の持つ響きで、ここまで変わるものなんだと感心しました。
もちろんサゲも東京らしい香りのする内容でした

桂三弥さんはご自身でも「なかなかみかけることがない」と言われていましたとおり初めてお目にかかる噺家さんですがもったいない・・。
すごくキレのいいお話口調が素敵な方でした。機会あればぜひまたどこかでお目にかかりたいとおもいます。